
ツートライブのセカンド優勝、本当に見事な快挙ですね。



芸人仲間からの祝福も、たくさん寄せられている様子です。



これからの東京での活躍にも、大きな期待が寄せられています。



人生に優勝はないと思っていたとの言葉も、感慨深いですね。
結成16年以上のベテラン漫才師たちがしのぎを削るお笑い賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」。その栄えある第3代目チャンピオンの座を、大阪吉本所属の実力派コンビ、ツートライブ(たかのり、周平魂)が見事掴み取りました。彼らの優勝は、お笑い界に大きな感動と祝福の輪を広げています。
大阪の愛され芸人・ツートライブ、悲願の「THE SECOND」制覇


フジテレビ系列で5月17日に生放送された「THE SECOND~漫才トーナメント~2025」は、漫才界に新たな歴史を刻む一夜となりました。結成18年目を迎えたツートライブが、数々の強豪を抑え、頂点に輝いたのです。この大会は、M-1グランプリの出場資格である「結成15年以内」を超えた漫才師たちに、再び大きなスポットライトを当てることを目的としており、まさにベテランたちの実力がぶつかり合う真剣勝負の場として注目されています。
ツートライブは、たかのりさんと周平魂さんからなるコンビで、大阪を拠点に長年活動を続けてきました。その独特なテンポと、周平魂さんの強烈なキャラクター、そしてたかのりさんの的確なツッコミが生み出す漫才は、関西のお笑いファンの間では高い評価を得ていましたが、全国区での大きなタイトルにはなかなか手が届かない時期も経験してきました。今回の優勝は、彼らの長年の努力と実力が結実した瞬間であり、多くの人々に感動を与えました。
彼らの漫才は、日常のあるあるや人間観察から生まれる共感性の高いネタが多く、それでいて予測不能な展開や周平魂さんのパワフルなボケが炸裂するのが特徴です。今回のトーナメントでも、その持ち味を存分に発揮し、一戦一戦勝ち上がるごとに会場の期待感を高めていきました。ベテランならではの安定感と、常に新しい笑いを追求する攻めの姿勢が、今回の栄冠に繋がったと言えるでしょう。
仲間からの祝福と意外な縁、芸人コミュニティの温かさ


ツートライブの優勝を受けて、18日には多くの芸人仲間から祝福のメッセージがX(旧ツイッター)などに続々と寄せられました。かまいたち、ロングコートダディ、見取り図といった人気コンビや、霜降り明星のせいやさんなど、世代や所属事務所の垣根を越えて、多くの芸人が彼らの快挙を称えました。これは、ツートライブが日頃から同僚たちに愛され、リスペクトされている証と言えるでしょう。特に、同じように賞レースで苦労を重ねてきた芸人仲間からの祝福は、彼らにとって何よりの励みになったのではないでしょうか。
中でも注目されたのは、お笑いコンビ「ハイヒール」のモモコさんからの祝福です。モモコさんは18日に自身のSNSを更新し、ツートライブとの意外な縁を明かしました。彼女によると、ツートライブの周平魂さんは、かつてモモコさんのことを「お母さん!」と呼んでいた時期があったとのこと。こうした心温まるエピソードからも、彼らが先輩芸人からも可愛がられ、深い信頼関係を築いてきたことがうかがえます。厳しい競争の世界であるお笑い界ですが、こうした仲間同士の絆や先輩後輩の温かい関係性が、芸人たちを支える大きな力となっていることを改めて感じさせます。
賞レースの舞台裏では、ライバル同士ではありながらも、互いの健闘を称え合う姿が多く見られます。特に「THE SECOND」のように、ある程度のキャリアを積んだ芸人たちが集う場では、単なる勝ち負けを超えた、お互いの芸に対するリスペクトや、長年同じ道を歩んできた者同士の連帯感が生まれるのかもしれません。ツートライブへの祝福の多さは、彼らの実力だけでなく、その人柄が多くの人々に愛されていることの表れと言えるでしょう。
「人生に優勝はないと思ってた」 – ツートライブの喜びの声と今後の展望


生放送終了後、フジテレビ局内で行われた優勝者記者会見で、ツートライブは喜びを爆発させました。周平魂さんは「なんのこっちゃあらへん、チャンピオンですわ」と、お得意のフレーズで会場を沸かせ、渾身の“イキり顔”を披露。その一方で、「人生に優勝はないと思ってた」という言葉には、これまでの苦労や、掴み取った栄冠への万感の思いが込められていました。また、「亡くなった父に生前チャンピオンやと(伝えたかった)」と語り、家族への感謝の気持ちも滲ませました。
今回の優勝を機に、東京での仕事も増えることが期待されます。ツートライブは、「一生懸命やりたい」と、新たな舞台への意気込みを語っており、これまで大阪で培ってきた実力を、全国の視聴者に届けるチャンスが巡ってきたと言えるでしょう。彼らの漫才が、東京のバラエティ番組やライブシーンでどのような化学反応を起こすのか、注目が集まります。
ベテランと呼ばれるキャリアになってもなお、新たな目標に向かって挑戦し続ける姿勢は、多くの人々に勇気を与えるものです。今回の優勝は、彼らにとってゴールではなく、新たなスタートとなるでしょう。その漫才スタイルは、奇をてらうことなく、しゃべくり漫才の王道をいきながらも、現代的な感覚と独自の視点が盛り込まれており、幅広い層に受け入れられる可能性を秘めています。東京進出が本格化すれば、彼らの名前と笑いは、さらに多くの人々に知れ渡ることになるはずです。
「THE SECOND」が切り拓く漫才界の新たな潮流と、ツートライブ優勝の意義
「THE SECOND~漫才トーナメント~」は、結成16年以上の漫才師に再び輝くチャンスを与えるというコンセプトで、お笑い界に新たな価値観を提示しています。若手の登竜門としての賞レースが注目されがちな中で、経験と実力を兼ね備えたベテランたちが、その円熟した芸を競い合う場は非常に貴重です。ツートライブのような実力派コンビが優勝することで、この大会の意義はさらに高まりました。
この大会の魅力は、何と言っても出場する漫才師たちの芸の幅広さと深みです。長年かけて磨き上げてきたネタ、人生経験に裏打ちされた人間味あふれる掛け合い、そして何よりも「まだまだ面白い漫才ができる」というベテランたちの熱意が、視聴者を惹きつけます。ツートライブの優勝は、長年地道に活動を続けていれば、必ず光が当たる時が来るということを、多くの同世代の芸人たちに示したと言えるでしょう。
また、視聴者にとっても、「THE SECOND」は新たな楽しみを提供しています。若い頃に夢中になった芸人たちの健在ぶりを確認したり、これまで知らなかった実力派のベテランを発見したりする喜びがあります。ツートライブの優勝は、彼ら自身のキャリアにとって大きな飛躍となるだけでなく、漫才という芸能の奥深さ、そしてベテラン芸人たちが持つ底力を改めて世に知らしめる出来事となりました。今後、彼らがこの栄冠をバネに、どのような活躍を見せてくれるのか、そして「THE SECOND」という大会が、今後のお笑い界にどのような影響を与えていくのか、大いに期待されます。
ツートライブの優勝は、単に一つのコンビがタイトルを獲得したというだけでなく、継続することの価値、そして円熟した芸が放つ輝きを再認識させるものでした。彼らのこれからの活躍が、多くの中堅・ベテラン芸人にとっての希望となり、お笑い界全体の活性化に繋がっていくことを願ってやみません。
参考文献
- 大阪の愛され芸人・ツートライブ、セカンド優勝で芸人から祝福殺到
- ハイヒール・モモコ、「THE SECOND」優勝コンビと意外な縁「私に『お母さん!』と呼んだことも」
- ザ・セカンド優勝ツートライブ「一生懸命やりたい」東京仕事へ意気込み | チバテレ+プラス
- ザ・セカンド優勝ツートライブ「一生懸命やりたい」東京仕事へ意気込み
- ツートライブ「人生に優勝はないと思ってた」「亡くなった父に生前チャンピオンやと」『THE SECOND 2025』優勝者記者会見
- かまいたち、ロコディ、せいや…THE SECOND優勝のツートライブに仲間から祝福殺到
- 「なんのこっちゃあらへん、チャンピオンですわ」ツートライブ優勝会見、周平魂が渾身のイキり顔